鉄筋のあきと鉄筋間隔

鉄筋コンクリート造

構造太郎です。

鉄筋のあきと鉄筋間隔の違いを押さえておきましょう。

下図を見ると一目瞭然ですね。

鉄筋のあきとは

鉄筋のあきとは、隣接する鉄筋の表面間の最短距離です。最小値が決められており、以下3つの数値うち、最大値を取ります。

  • 呼び名(d)の数値の1.5倍
  • 粗骨材最大寸法の1.25倍
  • 25mm

鉄筋間隔とは

鉄筋間隔とは、鉄筋の中心間距離です。鉄筋のあき寸法に鉄筋の最外径(D)を足したものとなります。

ここで、呼び名(d)と最外径(D)を使い分けているので注意してくださいね。

鉄筋のあき(間隔)を確保する理由

鉄筋のあき(間隔)を確保する理由は、大きく2つ

  • コンクリート打設時に、コンクリートを分離させず密実に打ち込むため
  • 鉄筋とコンクリートとの付着によって十分な応力伝達を可能とするため

製造プラントによって若干違いはありますが、粗骨材寸法20mm or 25mmが一般的です。粗骨材寸法25mmとした場合、径D22以上であれば、呼び名(d)の1.5倍であきが決まってきます。参考までに、、

以上、構造太郎でした。

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