ブリーディング・レイタンスとは

構造太郎です。

ブリーディング・レイタンスとは、コンクリート打設後にコンクリート表面に生じる現象を示した言葉です。

あなたは説明できますか?

ブリーディングとは

ブリーディングとは、コンクリート打設後、骨材などが沈み込み、練り混ぜ水の一部が上面に集まる現象です。(比重差による一種の材料分離)

レイタンスとは

レイタンスとは、ブリーディングによってコンクリート表面に浮き出た微粒物が乾燥・体積したものです。

ブリーディング・レイタンスが発生する要因

要因としては、以下が考えられます。

  1. 使用水量が多く、水セメント比が大きい
  2. 打ち込み時の温度が低い
  3. 細骨材の粒度が粗い
  4. 過度な振動・締固め(やりすぎると逆にダメなんですね。。。)

ブリーディング・レイタンスへの対応策

完全に防止することは難しいと思いますが、水セメント比や骨材の粒度に配慮することが重要のようです。

減水剤やAE剤を使用する場合もあるみたい。。

ブリーディング・レイタンスが生じた場合の対応策

レイタンスを残した状態でコンクリートを打ち継ぐと、コンクリートの一体性を損なう恐れがあるため、レイタンスを除去することが重要ですね。

グリーンカットが一般的なようですが、ある現場では薬品を塗布することで対応していました。

最後に

ちなみにグリーンカットとは、高圧水やブラシなどでコンクリート表面を目荒しすることです。

現場用語はいろいろあって難しいですよね。

備忘録としてご利用ください。自分のためでもありますが、、、

以上、構造太郎でした。

コメント