コンクリートの混和材料

構造太郎です。

構造設計者は、あまり気にしない分野かもしれませんが、基本知識なので備忘録として記載します。

混和材料とは

混和材料とは、コンクリートを構成するセメント・水・骨材以外の材料で、コンクリートにある種の性能を持たせるために添加する材料です。

明確な基準はないようですが、添加量の多少により混和材と混和剤に分類されます。

混和材

使用量が多く、それ自体の容積を練り上がり容積に参入するもの

  • ポゾラン(フライアッシュ、シリカヒューム)
  • 鉱物質性微粉末(高炉セメント)
  • 膨張材
混和剤

使用量が少なく、それ自体の容積を練り上がり容積に参入しないもの

  • AE剤、SP剤など

最後に

混和材料の使用目的としては、良いコンクリートを作るためです。

良いコンクリートとは、強度・耐久性に優れ、かつ施工性もよく、経済的にバランスがとれたコンクリートです。設計面・施工面だけではなく、経済性まで配慮できてこそ、よいコンクリートということですね。

そこまで配慮できる設計者・技術者となれるよう、努力中です。

以上、構造太郎でした。

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