構造一郎です。
時々出題されるコンクリートの強度と水セメント比の関係を整理しましょう。
水セメント比とは
水セメント比とは、単位水量(W)と、単位セメント量(C)との比です。W/Cで表現します。
- 単位水量W :コンクリート1m3中の水の質量
- 単位セメント量C:コンクリート1m3中のセメントの質量
コンクリートの強度と水セメント比の関係

図を見て分かるように、水セメント比が大きい(セメントに対して水の量が多い)場合は、強度は小さいです。
一方、水セメント比が小さい(セメントに対して水の量が少ない)場合は、強度が高いです。
別の言い方をすると、インスタントコーヒーと水を混ぜることをイメージすると分かりやすいと思います。
水が多い場合は薄いコーヒーですよね。(薄いときは強度が低い)
水が少ない場合は濃いコーヒーですよね。(濃いときは強度が高い)
このイメージで理解するだけで一問ゲットです。
最後に
セメントペースト・モルタル・コンクリートの違い説明できますか。
- セメントペースト=セメント+水
- モルタル=セメント+水+細骨材
- コンクリート=セメント+水+細骨材+粗骨材
この勉強の際に、言葉の違いも覚えておきましょう。
以上、構造一郎でした。
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